2024.06.20

汎用旋盤で内径を削ってみる

汎用旋盤による加工

汎用旋盤って何がいいかって、一番すごいなと思うのはX軸とZ軸をハンドルで回して手の感覚で思い通りの加工ができること。
一般的に外径を0.005mm削る場合、NC旋盤では、数字を0.005小さくすればできる。
そういうことなのですが、実際には温度や湿度、材料種類、機械精度 バイトの逃げ、刃物の逃げなどいろいろな要素があって、期待通りにできないこともあります。
汎用旋盤は、それを職人の手の感覚、削り音、におい、切粉状態、勘をハンドルに注ぎ込み材料の気持ちになって、加工する。正に魂を製品に注入できる加工機械なのです。

何気ない加工の動画です。
細い穴に、内径の逃がし溝加工したいのですが、一般には売っていない細くて長い内径バイト、しかも納期がない、数が少ない、お仕事、ここで登場するのが汎用旋盤職人と汎用旋盤です。
バイトをチャチャッと成型して、加工をチャチャとしちゃう、実に簡単にやってるようにみえてしまいますが、自分はできません、すごいなと尊敬します。

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